オブジェクトの中心に原点がある場合、ミラーモディファイアを追加しただけでは増えない(ように見える。重なって投影されている)ことがあります。
Blenderのミラーは原点を中心としてコピーを投影します。
記事で使用したBlenderファイル⇩
ミラーモディファイアを追加しても増えないように見える場合、原点を確認
下図は、円柱に画像2枚目のようにミラーモディファイアを設定したのに円柱が1本のまま(のように見える状態)です。
XY軸を指定しているので4本の円柱になる想定なのに一本になっちゃっています。
画像1枚目はオブジェクトモードで円柱を選択しているのですが、円柱の真ん中に原点(黄色い丸)がついています。
これだと思うように増えてくれません。
ミラー基準になるオブジェクトが別にある場合は指定する
すぐにできる解決策としては、「ミラーオブジェクト」に天板の四角形を指定すると投影ができます。
それでも変な位置に投影される場合は、天板の原点の位置がおかしい可能性があります。
オブジェクトの原点を中央に戻す方法
中央に原点を置いて、その原点を基準にミラーしたい場合は原点の位置を調整しましょう。
3Dカーソルを中央において、原点の位置を3Dカーソルに合わせます。
3Dカーソルを中央に
Nキーを押すとビュー画面右側に出るメニューでビュータブを展開します。
3DカーソルのXYZを0にします。
ミラーしたいオブジェクトを選んで、ビュー画面上部>オブジェクト>原点を設定>原点をジオメトリへ移動
で空間の中央に選んだオブジェクトの原点が移動しました。
Blenderで原点を変えずにオブジェクトを動かす方法
オブジェクトモードでメッシュなどを移動、スケーリングすると原点も一緒に動いてしまいます。
移動やスケーリングを行う際は、TABキー押下で編集モードに切り替えてから行うことで原点が動かずにすみます。
下図の円柱は、編集モードで移動と整形をしたので原点が中央です。
画像2枚目のようにミラーオブジェクトを指定しなくても、原点を参照してミラーできています。
記事で使用したBlenderファイル⇩
コメント